済州島に移住をしてきて、文化の違いで驚いたことがいくつかありますが、今日はその中でもナンバーワンをご紹介したいと思います!
わたしは日本で生まれた在日韓国人なのですが、わたしが生まれ育ったのは大阪の鶴橋という、「駅降りたらキムチの匂いがする」で有名な場所です。
この地域は昔、韓国からたくさんの人が移住してきた地域なので、今でも韓国の人がたくさん住んでいて、韓国の文化が強く根付いている街です。
わたしは、そんな韓国文化が強く残っている鶴橋で生まれ、小中高と、日本の友達と同じ日本の学校に通っていたのですが、通常の日本学校(公立学校)にも、「民族学級」という、放課後に在日韓国人が集う部活のようなものもありました。
そして家でももちろん、韓国のごはんが出てきたり、韓国流の法事も毎年おこなっていました。
と、なにが言いたいかというと、
幼少期からそのような環境で育ってきたので、韓国の文化には慣れている方でしたし、
「日本と韓国の文化の違い」について、そこまで大きな違いがあるとは思いませんでした。
そんなわたしが、済州島に移住してきて、「これは明らかに考えが違う!!!!!」「文化が違う!!!!!!」と驚いたことがあります。
今日はそんな違いをお伝えします♡
文化の違いベスト1
それは…
「ほとんどのマンション・アパート」が、ユニットバスだということ!!!!
これは、韓国で住んでいる日本の方だったら誰もが同じように驚かれたと思いますが、韓国の方にとって、お手洗いは「掃除するときに便器まるごと水洗いするもの」という認識のようで、
最近の日本ではデフォルトになってきているような、床がフローリングで、スリッパやマットが敷いてあるような、水で床を流せないトイレは見たことがありません。
韓国人の友達と以前その話で盛り上がったのですが、
例えばこのような日本のトイレを見せると
「え、どうやって水で洗うの?」と目を点にして聞いてきました。
わたしは、日本のトイレ > 韓国のトイレ
と思って自慢げに見せたこの写真も、韓国の人にとっては「水で洗われへんから使いづらいやん~絶対ユニットバスがいい!」ということでした😂
「日本では、ユニットバスは嫌な人が多いよ、マンション借りるときも必ずトイレシャワー別かどうか、気にする人が多いよ」と伝えると「韓国人は絶対にユニットバスを好むよ!」とのことで、
「なんでよ!😂」「そっちがなんでよ!😂」と、あまりの真逆さに、お互いに笑いが止まりませんでした。
これはほんと、結構驚いた文化の違いでした。
ちなみに韓国のユニットバスは、浴槽もほとんどないので、日本によくあるユニットバスとスタイルも違います。
(この写真はすべて家賃4~5万円ほどの賃貸マンションのユニットバスの写真。)
ちなみにわたしの借りている賃貸アパートも、この写真のような感じです。
おトイレ事情のついでに…もう一つ驚いたこと!
ユニットバスということ以外にもう一つ、トイレ事情で驚いたこと。
それは…
紙を流せないこと!!!!!
家のトイレはまだしも…
外出先のお店のトイレは、ほとんどトイレットペーパーを流せません。
例えば市内にあるおしゃれ~なカフェに入っても、「 휴지는 휴지통에 버려 주세요~(紙はゴミ箱に捨ててくださいね~)변기가 막힙니다(便器が詰まります)」
と、高い確率で張り紙がされています。
わたしは韓国にきた当初、まずこの張り紙の文字を読めないので、気が付かず…
数日たってようやく知ったあとでも、
流さずにゴミ箱に捨てるということに抵抗があり、何故かできず…(^^;)
「そうはいっても、こんな都会で紙流されへんわけ…ないよな…?」と
ついつい流してしまっていましたが、
ついには便器を詰まらせてしまい、そこで本当に韓国では紙を流せないと、確信しました。(笑)
ちなみに8ヵ月たった今では、ちょちょいのちょい~でゴミ箱に捨てられるようになりました。
やっぱり日本のお風呂、お手洗い、最高!
韓国スタイルにもだいぶ慣れてはきましたが、やっぱりわたしは日本スタイルがまだまだ落ち着くようです。
そしてなにより、浴槽が恋しいーーーーー!お風呂に浸かりたいーーーーーー!!!!!!
とくにカラダが疲れている日は、あったか~~~いお風呂に使ってぐっすり眠りたくなります。
文化の違いって面白いな…と思いつつも、日本が恋しいな、と、思うのでした。